プロフィール
そま(ちょまと名乗ることもある)
♀/学生
趣味:読むこと、観ること、聴くこと、書くこと、作ること、等。
ほとんどが下手の横好き。
気になるけど手を出せていないもの:
鉱石、ドール(PFが欲しくてたまらない)、豆本、演劇鑑賞、もうちょい本格的な手芸、等。
ご用の際はメールフォームか下記のアドレスへ。
chomast☆gmail.com
(☆→@)
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くる花
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■[読書]本の感想
[2025/03/14] [PR] (No.)
[2007/11/28] メルカトル/長野まゆみ/大和書房 (No.159)
[2007/11/22] 青年のための読書クラブ/桜庭一樹/新潮社 (No.158)
[2007/11/08] サンネンイチゴ/笹生陽子/理論社 (No.155)
[2007/11/06] 少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭一樹/角川書店 (No.152)
[2007/10/28] サウスバウンド 下/奥田英朗/角川文庫 (No.146)
[2007/11/28] メルカトル/長野まゆみ/大和書房 (No.159)
[2007/11/22] 青年のための読書クラブ/桜庭一樹/新潮社 (No.158)
[2007/11/08] サンネンイチゴ/笹生陽子/理論社 (No.155)
[2007/11/06] 少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭一樹/角川書店 (No.152)
[2007/10/28] サウスバウンド 下/奥田英朗/角川文庫 (No.146)
「どういう生きかたを選ぶかはあんたの自由さ。でも、あたしがさっきの話を子どもにするんだったら、最後にこう云うね。……お聞き、坊や。真珠もルビーも消えたわけじゃない。今もおまえさんの体のなかにあるんだよ。それは、秘密の呪文さえ唱えれば取りだすことができる。世の中にはその呪文を知っている人が必ずいるんだ。さあ、元気をだして、探しに行ってごらんって。」
孤児である青年リュスの周りで起こる、不可解なできごと。不可解な人物達。
リュスを取り巻く全てはやがて意味をなし――。
(あらすじモドキを書いてみましたが、何だか纏まってないですね。すみません……)
不思議な読み心地でした。
リアリズムを求める方にはオススメ出来ませんが(物語だからこそ、の展開が多いため)、私は好きな類の話でした。
好きー!とは思わないけれど、良い余韻を残してくれる本だなぁ、と。
長野まゆみ作品っぽさを残しつつも、何だか今までにない感じがしました。
↑のセリフには感動してしまいました。
全体の物語としては一般向けで十分OKなのですが……やっぱり長野まゆみ作品は女性向け、と思ってしまう表現は健在です。
孤児である青年リュスの周りで起こる、不可解なできごと。不可解な人物達。
リュスを取り巻く全てはやがて意味をなし――。
(あらすじモドキを書いてみましたが、何だか纏まってないですね。すみません……)
不思議な読み心地でした。
リアリズムを求める方にはオススメ出来ませんが(物語だからこそ、の展開が多いため)、私は好きな類の話でした。
好きー!とは思わないけれど、良い余韻を残してくれる本だなぁ、と。
長野まゆみ作品っぽさを残しつつも、何だか今までにない感じがしました。
↑のセリフには感動してしまいました。
全体の物語としては一般向けで十分OKなのですが……やっぱり長野まゆみ作品は女性向け、と思ってしまう表現は健在です。
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諸君、世界は本当に空っぽか? 本当に空っぽか?
こんなタイトルですが小説です。
私が読んだ桜庭一樹作品はこれで2つ目です。
キリスト教系名門お嬢様学校、聖マリアナ学園の100年間に起こった出来事を綴った、という形式の物語。
舞台はお嬢様学校ですが、華やかな面だけでなく影の面が濃く描かれています。
影の面というか、醜い面というか……。
美少女が沢山出てくるんですが、醜い少女たちや地味な少女たちもちゃんといて(外見面でも精神面でも)、この本はどちらかというと、そういった雅やかではない少女たちの目線で書かれた物語です。
「読書クラブ」というのが、そういう、華やかな校風からどこかはみ出した少女たちの集まる所なので……。
というわけで、乙女の楽園にうっとりしたい方にはオススメできない本です。
それにしても不思議な読了感。
こういうテイストの本(女子校の話なの”うっとり系”ではない、という)、今までになかった気がする……。
(三浦しをん著「秘密の花園」(マガジンハウス)は”うっとり系”ではないけど、主人公たちは美人さんだったしなぁ)
装丁が好きです。色もいいし、イラストもレースみたいに可愛くデザインされてる。
内容では「第二章 聖女マリアナ消失事件」が好きです。
(↑の引用もその章から)
こんなタイトルですが小説です。
私が読んだ桜庭一樹作品はこれで2つ目です。
キリスト教系名門お嬢様学校、聖マリアナ学園の100年間に起こった出来事を綴った、という形式の物語。
舞台はお嬢様学校ですが、華やかな面だけでなく影の面が濃く描かれています。
影の面というか、醜い面というか……。
美少女が沢山出てくるんですが、醜い少女たちや地味な少女たちもちゃんといて(外見面でも精神面でも)、この本はどちらかというと、そういった雅やかではない少女たちの目線で書かれた物語です。
「読書クラブ」というのが、そういう、華やかな校風からどこかはみ出した少女たちの集まる所なので……。
というわけで、乙女の楽園にうっとりしたい方にはオススメできない本です。
それにしても不思議な読了感。
こういうテイストの本(女子校の話なの”うっとり系”ではない、という)、今までになかった気がする……。
(三浦しをん著「秘密の花園」(マガジンハウス)は”うっとり系”ではないけど、主人公たちは美人さんだったしなぁ)
装丁が好きです。色もいいし、イラストもレースみたいに可愛くデザインされてる。
内容では「第二章 聖女マリアナ消失事件」が好きです。
(↑の引用もその章から)
そう、血気盛んで勇ましいのは妄想上のあたしだけ。現実のあたしは小心者で存在感のかけらもなくて、思ってることとやってることのつりあいがまるで取れてない。
主人公は中学生の女の子。文芸部所属で詩を書いているインドア人間。
するり、と読みやすい一冊でした。
子どもから見た大人の理不尽さというか、矛盾点というか、そういうのが描かれてて、そこに共感できました。
強くてかっこいい女の子はいいなぁ、と思った。
でもやっぱ笹生陽子作品の私の中でのトップは「ぼくは悪党になりたい」(角川書店)かなぁ。
あの本は色々と絶妙でした。
共感できる、できないを議論するタイプの物語ではないと思うのですが、読んでいて凄く楽しかった覚えのある一冊です。
主人公は中学生の女の子。文芸部所属で詩を書いているインドア人間。
するり、と読みやすい一冊でした。
子どもから見た大人の理不尽さというか、矛盾点というか、そういうのが描かれてて、そこに共感できました。
強くてかっこいい女の子はいいなぁ、と思った。
でもやっぱ笹生陽子作品の私の中でのトップは「ぼくは悪党になりたい」(角川書店)かなぁ。
あの本は色々と絶妙でした。
共感できる、できないを議論するタイプの物語ではないと思うのですが、読んでいて凄く楽しかった覚えのある一冊です。
わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。
うーん、この話は表現し難いです。
母親がいんらんな所為で美しく生まれてしまった少女七竈(ななかまど)が主人公。
同じく美しい容姿をもつ雪風(ゆきかぜ)という少年も登場します。
桜庭一樹作品をはじめて読みました。「これは!」と思った。
上手く表現できないんですが、文体というか世界観というか……そういうのが気に入って、他の話も読んでみたい、と思いました。
名前から勝手に男性だと思っていたんですが、女性でした。
文章的には女性っぽかったので納得。
あー私の文章、何かぐだぐだだ。(いつもか)
七竈の、何だか古風(?)な喋り方が好きです。特に緒方みすずちゃんと喋るとき。
この二人の関係が好き。
表紙のイラストが素敵です。(さやかさんというイラストレーターの絵です)
表紙の黒いところに線路が書かれていることに、読み終わってから気付きました。凝ってる!
うーん、この話は表現し難いです。
母親がいんらんな所為で美しく生まれてしまった少女七竈(ななかまど)が主人公。
同じく美しい容姿をもつ雪風(ゆきかぜ)という少年も登場します。
桜庭一樹作品をはじめて読みました。「これは!」と思った。
上手く表現できないんですが、文体というか世界観というか……そういうのが気に入って、他の話も読んでみたい、と思いました。
名前から勝手に男性だと思っていたんですが、女性でした。
文章的には女性っぽかったので納得。
あー私の文章、何かぐだぐだだ。(いつもか)
七竈の、何だか古風(?)な喋り方が好きです。特に緒方みすずちゃんと喋るとき。
この二人の関係が好き。
表紙のイラストが素敵です。(さやかさんというイラストレーターの絵です)
表紙の黒いところに線路が書かれていることに、読み終わってから気付きました。凝ってる!
「これはちがうと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人とちがってもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる」
早速下巻を読み終えました。
下巻の前半、「あーこれは上巻の方が面白いな」と思ったのですが、そんなことなかった、下巻も面白かった!
何を書いてもネタバレになりそうな気がするので、ちょっと隠しておきます。
読みたい方は「続き」からどうぞ。
早速下巻を読み終えました。
下巻の前半、「あーこれは上巻の方が面白いな」と思ったのですが、そんなことなかった、下巻も面白かった!
何を書いてもネタバレになりそうな気がするので、ちょっと隠しておきます。
読みたい方は「続き」からどうぞ。