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まるいうろこ
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プロフィール
そま(ちょまと名乗ることもある)
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村上春樹の、阪神淡路大震災にまつわる話を集めた短編集。
収録作品は以下の通り。

「UFOが釧路に降りる」
「アイロンのある風景」
「神の子どもたちはみな踊る」
「タイランド」
「かえるくん、東京を救う」
「糖蜜パイ」

村上春樹作品は、これはこういう話だ、とか言えないなぁと思う。
私の表現力が乏しい所為もありますが、たとえあらすじを書いたところで本質的なことは何も表せない気がします。
とか言いつつ、「海辺のカフカ」と「アフターダーク」くらいしか読んだことのない私には村上作品の何たるかを語る権利はないわけで。
これからちょくちょく読んでいきたいなぁ、と思います。

阪神淡路大震災。
当時私はまだ小さかったのですが、あの夜(明け方でしたっけ?)のことは覚えています。
食器の割れる音を思い出します。

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独特のノリで展開する恋愛もの(?)。
主人公は京大生(京都で時計台のある大学なので多分京大。著者も京大卒)。
でも、賢そうな発言はほとんどなし。
というか、果てしなくアホっぽい。愛すべきあほらしさ。
それがこの本の魅力かな、と思います。

……褒めてます、よ!

第20回山本周五郎賞受賞、2007年本屋大賞2位!(今年の一位は何だったか……失念orz)
楽しむために読む本です。楽しく読めば楽しくなれます。

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「実はですね」彼はそこで表情を緩め、何を言うのかと思ったら、「私は正義の味方になりたかったんですよ」と言った。
(「フィッシュストーリー」より)

伊坂幸太郎の短編集。
短編集なので収録作品を挙げてみる。
「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」
以上、4作品。

短編なのでいつもの伏線であっと思わせる部分は少なめ。
だから物足りない感じがしないこともないですが、さわやかな感動が読後に残る感じで、私は結構好きでした。
特に後半の2つが好きです。いちばんは「ポテチ」かなぁ。

短編でも例外なく他の作品にリンクしていて、凄いなぁ、と改めて思いました。
凄いなぁ。

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 あの子は砂糖菓子の弾丸を撃ち続けていた。

今までに読んだ桜庭一樹作品でこれが一番好きです!
(といってもまだ3冊目なのですが)

主人公、山田なぎさは、生きていくために――”実弾”を撃つために、将来自衛隊に入るつもりでいる中学二年生。
ある日現れた転校生、自称・人魚の海野藻屑(うみのもくず)に何故か気に入られ、振り回されることになる。

とまぁ、こんな感じの話なんですが……”砂糖菓子の弾丸”を打ち続ける海野藻屑と、その”弾丸”を浴びる主人公の姿がとても印象的でした。
(抽象的な感想ですみません)
泣けました、よ……!

ずっと手元に置いておきたいなぁ、と思える一冊です。
何回でも読みたい。

私も”実弾”を撃てるようにならないとな、と思いました。
まずは料理かなぁ……(遠い目)

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「もっと狂っとけばよかったわ」でも、他の多くの人と同じように、彼女はそれに気づくのが遅すぎた。

ある朝、ベロニカは死ぬことにした。
睡眠薬を大量に飲んだ。
しかし目覚めるとそこは精神病院。
自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、彼女は狂人たちと過ごすことになる――。

海外の小説を久しぶりに読みました。
というか、児童向文学とシャーロック・ホームズ以外でははじめて海外のものを読んだかも知れない。
だから、翻訳された本独特の文章にはなかなか馴染めませんでした……。
特に登場人物達のセリフが良く判らなかった。

面白く読めましたが、理解力不足の所為か余韻はあまり残りませんでした……。
話としては、良いんですが。
ああ、やっぱり私の理解力不足の所為かなぁ……。

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