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まるいうろこ
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プロフィール
そま(ちょまと名乗ることもある)
♀/学生

趣味:読むこと、観ること、聴くこと、書くこと、作ること、等。
ほとんどが下手の横好き。

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鉱石、ドール(PFが欲しくてたまらない)、豆本、演劇鑑賞、もうちょい本格的な手芸、等。

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何だかイマイチ、というのが正直な感想。
となり町と戦争をする、そしてその戦争が静かに淡々と且つシュールに描かれている(というより、戦争そのものがシュール)というのは良いと思うんです。
良いと思うんですが……、恋愛が絡んでいるために、「これって結局は恋愛小説?」と思ってしまいました。
恋愛小説だから悪いという意味でなく、恋愛を絡めたらか良くないというのでも勿論なく、ただ私はもっと戦争がメインの話を期待していた、というだけの話なのですが。
(例えばあの小学生達の戦争をもっと書くとかして欲しかった)

戦争をメインにするには恋愛の要素が濃すぎ、恋愛をメインにするには戦争が前に出すぎてる、という印象でした。
一言で表現するなら、アンバランス。
(しゃべり方にやたら特徴があるのに動きが少ないキャラクターがいて、それもそのアンバランスさというか話の流れのぎこちなさの一因かもしれない)
とにかく、私には期待はずれで残念でした。

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「あんたは正義の味方にはなれないね」
「いいんだ。俺は便利屋なんだから」

面白くて一気に読んでしまいました。
話の展開的には石田衣良著「池袋ウエストゲートパーク」シリーズにちょっと似た感じ……かな。
違うと言えば全然違う話なのですが。
(マコトさんは便利屋じゃなくって果物屋兼コラムニスト(?)ですしね!)

「助けてって言ってみな」
このセリフが大好きです。

でもやっぱり、三浦しをん作品で一番好きなのは「白蛇島」(角川書店)(文庫版も読みたいなぁ)かなぁ……。
「月魚」(角川文庫)もかなり好きですが。

追記メモ:第135回直木賞受賞作
      本文イラストは下村富美(しもむらふみ)さん。

こんなものを発見!
三浦しをんさんによる、まほろ市の観光案内などが聴けます。

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 二番目の兄さんは白木の寝台でいつも通り仰向けに横たわり、かすかに開いた口からコポリコポリと透明な水を吐きだしていた。それは青ざめた頬を流れ、寝台を濡らし、小屋の土間に広がる暗い水面に垂れ落ちていた。

 このシーンがすごく綺麗でした。
 おもしろい!という感じの話ではないので、中盤で少し読むのがしんどくなってしまいましたが、最後は読んでよかったーと思えました。
 私の理解力が足りないのか、すごーく不思議なまま終わってしまったのですが、こういう不思議な感じは嫌いじゃないです。

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 私が思うに、記憶というものはゆるやかな螺旋模様を描いている。もうずいぶん歩いたなと思っていても、螺旋階段のように、すぐその足の下に古い時間が存在している。身を乗り出して下に花を投げれば、かつて自分が歩いた影の上に落とすことができるのだ。

学校に提出する紹介文を書くために、久しぶりに通して再読。
やっぱり好きだなぁ、と再確認。
はじめに読んだときからもう大分時間がたっているけれど、今でも人に本を薦めるときに必ず思い浮かぶ本。

不思議系学園ミステリ? でも、ミステリではないですよね……、ミステリ風味な部分もあるけれど。
この物語の、螺旋を描くような時間の流れ方が好き。

……さて、紹介文どうしようか……。

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短編連作の形だった所為か、それとも内容の所為か、いつもの森博嗣作品よりもライトだなーと感じました。
ミステリではないのでご注意を。

なかなか楽しく読めたけど、でもやっぱり私はVシリーズと四季が好きです。

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