♀/学生
趣味:読むこと、観ること、聴くこと、書くこと、作ること、等。
ほとんどが下手の横好き。
気になるけど手を出せていないもの:
鉱石、ドール(PFが欲しくてたまらない)、豆本、演劇鑑賞、もうちょい本格的な手芸、等。
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何だか今更な感じですが、私が2006年に読んだ本の中で特に気に入ったものを書いてみます。
(順不同)
わたしのおじさん/湯本香樹実(絵・植田真)/偕成社
→小説というよりは絵本という感じ。
植田真氏のかわいい絵と、少し哀しいような静かな文章の調和が良い。
村田エフェンディ滞土録/梨木香歩/角川書店
→「続編」ではないけれど、「家守奇譚」(新潮社)から読むべし(話がリンクしているので)。
「家守奇譚」のような独特の不思議さも織り交ぜつつ、宗教を超えた人の絆(?)みたいなものを書いた物語。
ぼくは悪党になりたい/笹生陽子/角川書店
→母と弟との三人暮らしで、主人公は家事やら何やらで大忙し。
だから、「ぼくは悪党になりたい」。
キャラクターが立っていて、文章も読みやすい。
funnyの方の面白さがあって、それがとても気に入った一冊。表紙も好き。
黒猫の三角/森博嗣/講談社ノベルズ
→Vシリーズの第一作。今までに私は第四作まで読んでますが、ミステリー的に一番面白かったのはコレ。
キャラクター設定が独特で面白い。
文章も(人により好き嫌いが分かれそうではあるけれども)私は好きだし、所々に散りばめられている数学の欠片も、私の知らないことばかりですが、何だか好きです。
魔王/伊坂幸太郎/講談社
→伊坂作品は「砂漠」(実業之日本社)もオススメしたいのですが、一作に絞るならインパクトの強かったコレかなぁと。
「面白かったからオススメ!」というよりは、「凄かったから色んな人に読んでみて欲しい」という感じ。
リアルじゃないんだけどリアルで、本当にこうなったらどうしようとか思って、読みながら怖さを感じたのでした。
(意味不明な感想ですみません)
ぶらんこ乗り/いしいしんじ/新潮文庫
→シュールで、どこか全体に哀しくて、無国籍な感じの「おはなし」。
物語の中で弟が書いたという「おはなし」も凄く良い。
私は文庫本で読みましたが、文庫本、単行本ともに表紙も可愛くて素敵です。
以上、6冊。