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まるいうろこ
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そま(ちょまと名乗ることもある)
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 あの子は砂糖菓子の弾丸を撃ち続けていた。

今までに読んだ桜庭一樹作品でこれが一番好きです!
(といってもまだ3冊目なのですが)

主人公、山田なぎさは、生きていくために――”実弾”を撃つために、将来自衛隊に入るつもりでいる中学二年生。
ある日現れた転校生、自称・人魚の海野藻屑(うみのもくず)に何故か気に入られ、振り回されることになる。

とまぁ、こんな感じの話なんですが……”砂糖菓子の弾丸”を打ち続ける海野藻屑と、その”弾丸”を浴びる主人公の姿がとても印象的でした。
(抽象的な感想ですみません)
泣けました、よ……!

ずっと手元に置いておきたいなぁ、と思える一冊です。
何回でも読みたい。

私も”実弾”を撃てるようにならないとな、と思いました。
まずは料理かなぁ……(遠い目)

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「もっと狂っとけばよかったわ」でも、他の多くの人と同じように、彼女はそれに気づくのが遅すぎた。

ある朝、ベロニカは死ぬことにした。
睡眠薬を大量に飲んだ。
しかし目覚めるとそこは精神病院。
自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、彼女は狂人たちと過ごすことになる――。

海外の小説を久しぶりに読みました。
というか、児童向文学とシャーロック・ホームズ以外でははじめて海外のものを読んだかも知れない。
だから、翻訳された本独特の文章にはなかなか馴染めませんでした……。
特に登場人物達のセリフが良く判らなかった。

面白く読めましたが、理解力不足の所為か余韻はあまり残りませんでした……。
話としては、良いんですが。
ああ、やっぱり私の理解力不足の所為かなぁ……。

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少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭一樹/新潮社
サンネンイチゴ/笹生陽子/理論社
青年のための読書クラブ/桜庭一樹/新潮社
メルカトル/長野まゆみ/大和書房

計4冊。

桜庭一樹作品と出会えたことが一番の収穫。
中村航作品を読みたくて仕方がない。早く図書館に入って欲しい……。

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「どういう生きかたを選ぶかはあんたの自由さ。でも、あたしがさっきの話を子どもにするんだったら、最後にこう云うね。……お聞き、坊や。真珠もルビーも消えたわけじゃない。今もおまえさんの体のなかにあるんだよ。それは、秘密の呪文さえ唱えれば取りだすことができる。世の中にはその呪文を知っている人が必ずいるんだ。さあ、元気をだして、探しに行ってごらんって。」

孤児である青年リュスの周りで起こる、不可解なできごと。不可解な人物達。
リュスを取り巻く全てはやがて意味をなし――。

(あらすじモドキを書いてみましたが、何だか纏まってないですね。すみません……)

不思議な読み心地でした。
リアリズムを求める方にはオススメ出来ませんが(物語だからこそ、の展開が多いため)、私は好きな類の話でした。
好きー!とは思わないけれど、良い余韻を残してくれる本だなぁ、と。
長野まゆみ作品っぽさを残しつつも、何だか今までにない感じがしました。
↑のセリフには感動してしまいました。

全体の物語としては一般向けで十分OKなのですが……やっぱり長野まゆみ作品は女性向け、と思ってしまう表現は健在です。

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 諸君、世界は本当に空っぽか? 本当に空っぽか?

こんなタイトルですが小説です。
私が読んだ桜庭一樹作品はこれで2つ目です。

キリスト教系名門お嬢様学校、聖マリアナ学園の100年間に起こった出来事を綴った、という形式の物語。
舞台はお嬢様学校ですが、華やかな面だけでなく影の面が濃く描かれています。
影の面というか、醜い面というか……。
美少女が沢山出てくるんですが、醜い少女たちや地味な少女たちもちゃんといて(外見面でも精神面でも)、この本はどちらかというと、そういった雅やかではない少女たちの目線で書かれた物語です。
「読書クラブ」というのが、そういう、華やかな校風からどこかはみ出した少女たちの集まる所なので……。

というわけで、乙女の楽園にうっとりしたい方にはオススメできない本です。

それにしても不思議な読了感。
こういうテイストの本(女子校の話なの”うっとり系”ではない、という)、今までになかった気がする……。
(三浦しをん著「秘密の花園」(マガジンハウス)は”うっとり系”ではないけど、主人公たちは美人さんだったしなぁ)

装丁が好きです。色もいいし、イラストもレースみたいに可愛くデザインされてる。

内容では「第二章 聖女マリアナ消失事件」が好きです。
(↑の引用もその章から)

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