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まるいうろこ
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プロフィール
そま(ちょまと名乗ることもある)
♀/学生

趣味:読むこと、観ること、聴くこと、書くこと、作ること、等。
ほとんどが下手の横好き。

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ずっと、ずーっと気になってて、やっと読みました。
戯言シリーズ一作目、「クビキリサイクル」。
密室ミステリーです。

表紙の可愛らしい絵に騙されて、ライトな話だと思ったら間違いです。
何て言うか……予想してたよりもずっと、深い。痛いところをついてきます。
痛かったところを、ちょっと引用。

「コレハジブンノヤリタイコトトハチガウだとかセンセイヤリタイコトガミツカリマセンたかなんとか、うざくてエゴいこと言う奴、あなたの周りにだっているでしょ?」

はい、私です。

「やりたいことだとかやりたくないことだとか……、自分の無能を棚に上げてる奴って、わたし大っ嫌い。図々しく生きてるんじゃないよって思う。そりゃ死ねとは言わないけど、もっと申し訳なさそうに生きて欲しいわね。ぎゃあぎゃあわめいてないで何でもやればいいのに」

はい……すみません。

「たとえばね、とある天才を尊敬している人がいるとするじゃない。だけれどそれには三種類あるんだ。その人が本当に好きで、憧れて、尊敬して、そうなりたいそうありたいって思う人。純粋だね。二つ目は一つ目と似てるけれど、自分は完全に切り離して、対象を本当にすごいと思い、自分よりもそちら側を優先できる人。そしてもう一種類がその≪すごい人≫を好きになることで、その人のすごさに乗っかることによって、自分の価値を上げようって連中さ。他人を生きがいにする、脳と腹が腐った連中だね。さて、そうだとすると、きみは三つの内どれに属するタイプの人間なのかな?」

三つ目の、脳と腹が腐ったやつですね。

腐ったらもう元には戻れない。腐ったら腐ったなりにやっていくしかないんだろう。
他人の凄さを頼りにするのはきっとこれからも止められないだろうけど、自分の中にも何かを作っていければいいなぁ、なんて、そんなことを思いました。

っていうか主人公と玖渚ちゃんの関係が大好きです。
このシリーズ結構ハマりそうだ……。

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「だけどね、どうしても取られないもの、誰にも渡せないものがあります。それが、人の価値を決めるものです。それだけは、最後まで、死ぬまで、誰のものでもありません。立ち上がりなさい。人の誇りを持ちなさい!」

Vシリーズの6作目。今回の事件は、豪華客船で起こります。

私としては、紅子さんのお嬢様っぷりが凄く良くて、れんちゃんの服装も凄く可愛くて、面白く読めたなぁと思います。
紅子さんがますます好きになりましたよ。
「私、貴女が好きよ」という紅子さんのセリフに、何だかぐっときてしまったのでした。
紅子さんから観た世界ってどんなだろう、と、ちょっと思ったり。

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陽気なギャングの日常と襲撃/伊坂幸太郎/祥伝社ノン・ノベル
レタス・フライ/森博嗣/講談社ノベルズ
ポーの話/いしいしんじ/新潮社
私が語りはじめた彼は/三浦しをん/新潮社

計4冊。
……少なっ!

1月は宿題に追われる機会が多かったので仕方ないかなぁ……。
今月はもっと沢山読みたいです。

+++

先日の高一進研プロシード模試(だったかな?)の国語の物語文の問題に中村抗の「突き抜けろ」が使われてましたねー!
私は個人的には嬉しかったのですが(何だか癒された)、あれ、本読んでない人には意味不明なんじゃ……?と、ちょっと思ったり。
友人の1人が、「大野と坂本って小学生くらいだと思ったー」とか言っていました。(実際は大学生)
あれだけの説明じゃあ、木戸さんがホントに意味不明な人だし、突然彼女さん出てくるしなー……。
うーん、テスト問題には不向きな気もしたのでした。出したい気持ちも分かるけど。

坂本の「どうしら!」というセリフに、「特に意味はない」という注釈がついていたのにウケました。

「突き抜けろ」は、以下の書籍に収録されています。

I LOVE YOU/アンソロジー(伊坂幸太郎、他)/祥伝社
絶対、最強の恋のうた/中村抗/小学館

「I LOVE YOU」はアンソロジー短編集で、中村抗作品は「突き抜けろ」のみ収録されています。
「絶対、最強の恋のうた」は、「突き抜けろ」に前後の話のついた長編です。

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「死んだからだは、かなしいのかな

うなぎ女に息子が生まれ、鳩がポーと鳴いて祝福した。
うなぎ女の息子ポーの純粋な目からみた世界。

哀しくて無国籍な雰囲気、というのが、どうやらいしいしんじ作品の特色のようですが、今作は何というか……純粋さ故の残酷さ、グロテスクさがあったような気がします。
「たいせつなもの」とか、「つぐない」とか……色んなことを、色んな人から、ポーは学んでいきます。

そう、色んな人に出会うんですが……天気売りの存在が、一番大きい気がします。
「空、みてください!」
嬉しそうにそう叫ぶ天気売りが、私は大好きだ。

「ポー」という名前、私は初め萩尾望都著「ポーの一族」(小学館)(漫画文庫)のイメージが強くて、あまり馴染めなかったのですが(まあ、大元は作家「エドガー・アラン・ポー」なのは言うまでもないですが)、作中で色んな人が「ポー、ポー」と呼ぶうち、段々と「ああ、ポーってぴったりの名前だ」と気づきました。
ピーでもなく、プーでもなく、ポーなんです。

そういえば、「ポーの一族」は確かまだ2巻の途中までしか読んでないです。
読みたいなぁ。

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「陽気なギャングが地球を回す」の続編。

人間嘘発見器・成瀬、演説の達人・響野、正確な体内時計を持つ雪子、スリの達人・久遠。
そんな4人組の銀行強盗が、またトラブルに巻き込まれる、というか、自分たちから首を突っ込みます。

著者初の続編(そういえばそうかも)ということですが、文句なしに面白かったです。
「売れた後に出た続編は大抵面白くない」という論理の見事な例外です。流石!
個々のキャラクターがいきいきしてて、読んでて凄く楽しかった。

ところで、久遠さんがどうも森博嗣著Vシリーズ(講談社ノベルズ)の小鳥遊練無に似てきてるような気がします。
うーん、久遠氏は少林寺もやらないし女装もしないし、特に動物を溺愛してるわけではない小鳥遊氏とは全然違うキャラなのですが。
何だろう、口調とかが似てるように感じるのかなぁ……。

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