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まるいうろこ
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そま(ちょまと名乗ることもある)
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趣味:読むこと、観ること、聴くこと、書くこと、作ること、等。
ほとんどが下手の横好き。

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去年読んだ本の中で私が気に入ったものたちです。

(順不同)

ポーの話/いしいしんじ/新潮社
→うなぎ女の息子ポーの純粋な目から見た世界。
純粋さ故の残酷さやグロテスクさを感じる、どこか哀しくて無国籍な雰囲気の「おはなし」。
これは「ポーの話」としか言いようがないです。
独特の世界観なのですが私は大好き。

白蛇島/三浦しをん/角川書店
→白い蛇に守られているという伝説のある島での物語。
世界観、ストーリー、キャラクター、三拍子そろって好きな一冊です。
兄弟、友情。
そういういう言葉に惹かれる方には特にオススメ。
文庫版「白いへび眠る島」(角川文庫)には書き下ろし掌編が収録されているらしいです。

四季シリーズ/森博嗣/講談社ノベルス
→「四季 春」「四季 夏」「四季 秋」「四季 冬」の4冊から成るシリーズ。
S&Mシリーズの「すべてがFになる」を読んでから読むことをオススメします。(遅くとも「秋」を読む前に!)
「すべてがFになる」に登場する天才、真賀田四季の話です。
何て言うか……凄いんです。天才からみた世界、というか、そういうのが。

ニンギョウがニンギョウ/西尾維新/講談社ノベルス
→ものすごくアクが強い一冊です。
意味不明、と言ってもいいくらいに常識が全く通用しない話の展開。
その非現実さからくる不安と虚しさと、文体の硬質なのとの、絶妙なマッチングが私は好きなんです。

天球儀文庫/長野まゆみ/河出文庫
→長野まゆみ氏の初期のころの作品らしいです。
これぞまさに少年好きの為のメルヘンの極みだと思いました。
長野まゆみの描く少年が好きならこの一冊ははずせないんではないかと。

サウスバウンド 上・下/奥田英朗/角川文庫
→このリストの中でいちばん堂々と人に薦められる一冊。
つまり、いちばん読者層が広そう=一般受けしそうな一冊。
さらに言えば、いちばん素直に「面白い!」と言える一冊。
(他の本はアクが強かったり、読者層が限られていたりしそうなので……)
元過激派の父をもつ小学六年生男子が主人公の物語。
たしか映画化したんじゃなかっただろうか。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹/富士見書房
→ある日現れた転校生、自称・人魚の海野藻屑(うみのもくず)。
彼女に何故か気に入られ、振り回される主人公。
何度も読み返したい一冊です。切なく哀しいお話。
二人の少女の対照的なのが印象的でした。

Someday Angeline / Louis Sachar / HarperCollins Publishers
→洋書です。児童書なので英語はそれほど難しくないと思います。
天才と呼ばれる少女アンジェリーン。
天才であるが故に友達がいなかった彼女に、ある日友達ができます。
大人が読んでも面白い、どちらかというと落ち着いた雰囲気の一冊。
続編もあるそうです。

以上、8冊。

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